萩 明倫館 [はぎのおはなし]
明倫館正門
明倫館
毛利藩の藩校『明倫館』
1718年(享保3年)六代藩主毛利吉元が、萩城三の丸に創建(敷地904坪)
1849年(嘉永2年)十四代藩主毛利敬親が、現在地萩城下江向に移転(敷地15184坪)
第六代藩主吉元公は、毛利藩主の中でも賢公といってよい方のようです。
かれの治世は質素倹約と、文武奨励に取り組み、その一環として『明倫館』を創設しました。
容衆
建学にあたり論語にある「容衆」と揮毫した額を掲げたそうです。
この「容衆」という言葉が毛利藩の『明倫館』の建学の精神です。
「賢を尊び、広く人々を包容す…」
尊卑・賢愚に捉われた偏見をもって人の見方を誤ることなく、真摯に学ぶことが大切であるといった意味ですかね。現代人に求められるものに思えます。
吉元の父である長府藩主綱元も質素倹約と文武奨励の藩政を行ったそうで、その影響からか萩藩主となった吉元も藩政改革に尽力したようです。
写真の表御門は、萩市指定有形文化財【昭和48年2月13日指定】
有備館
そんな明倫館の中にある武道場『有備館』
最近になって、少し知名度が上がったこの『有備館』…
NHKで放送中の『龍馬伝』で千葉道場のセットの作成に参考にするため、NHKのスタッフが有備館に来たそうですよ。
実際に、坂本竜馬はこの『明倫館』に来て、有備館で試合をしたそうです。
坂本竜馬のファンの方ぜひ訪れてみてください。
ちなみに、この有備館は、国指定史跡【昭和4年12月17日指定】
明倫館
住所:山口県萩市江向602
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